合衆国最高機密ファイルFOIA

UFO、陰謀、都市伝説、公開された超機密ファイルを読み解く!

UFO現象が持つ意味の検証(5〜7ページ)

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イメージ:UFO襲来

 

出典元FOIAファイル

 

(5ページめ)
全てのUFO現象の中から、そういった敵国(あるいは友好国)が行っている実験を洗い出すためには、丹念な調査が行われるべきなのは疑いの余地が無い。それを怠れば、わが国は敵が新たに開発する"破滅的"秘密兵器の強大な脅威にさらされる事になるだろう。

5. UFO現象の内いくつかは、地球外知的生命体に由来する: この仮説には、人類の存続に関する複数の遠大なる問題が含まれている。
a. もし、彼らの方が我々を発見した立場であるなら、そこには、古くとも否定しがたい1つの経験則が関与してくる。テクノロジーの面では、彼らは我々を凌駕しているという事である。技術的に優れた文明が、劣った技術しか持たない人々との間で争いを起こせば、悲劇的な結末を迎えるのは、人類の歴史上でも繰り返し見られてきた事例である。通常、劣る者は、物理的な意味での征服の対象となるのだ。
b. 過去の数々の事例が、技術的上位に立つ者達の性質には、力を誇示したり攻撃的な性質がある事を示している。顕著に違う文化レベルを持つ民族が戦争を起こせば、たいがい劣性で力の弱い側が、アイデンティティーのはく奪や他文化への同化を強いられ、悲劇を体験する事となるのだ。
c. 技術的にか文化的にか、その両方においてであっても、 他国に比べて劣る人々が(自身のアイデンティティーを維持しつつ)、対抗する相手との間の差異を埋めようとする事で生存を成し遂げる場合もある。日本人は、こういったサバイバルを達成する方法の、以下の様な素晴らしい事例を我々に示している:
(1) 他国の先進性に直面する事を避けるための、自らの劣性についての完全かつ心からの容認
(2) 他の文化への同化を、軋轢を生む事なく辞退するための全国家的な団結
(3) 他者との間の、高度に統制・制限された交渉 - 状況が強いる場合にのみ、外国人に利する様な関係を持つ
(4) 他者に対して、礼節を保ちつつ友好的な態度で接する

(6ページめ)
(5) 他者について学ぼうと欲する、国家的な強い姿勢 - これは、技術的・文化的に強みにも弱みにも成り得る。これはしばしば、選別されたグループを外国に送り込み、その社会の一員とさせるか、もしくは、その国が行う他の敵対者との争いを助けるという手法を取る。
(6) あらゆる可能な範囲で、できるだけ速やかに。対抗する文化の先進性へ適応を行うよう努める - これは、自身のアイデンティティーを守りながらであっても、既存の枠組みの中に新たな知識を付け加える事で実現が可能だ。

6. コメント: この論説でも、UFO現象についての仮説を全て網羅したとは言えないものの、上記のものは、現状で提唱されている中心的な説ではある。そして、全ての説に、生存に関するシリアスな問題が含まれている。この謎についての最終的な回答には、上記論説の複数が関係する事だろう。
これまで、UFO現象がつきつける問題については、安易な科学的分析が先行していた。人は、森の中を歩いている時に、“ガラガラヘビだっ”との叫び声を聞けば、即時的かつ防衛的な姿勢を取るものなのだ。この行動をするまえに、情勢について分析する事などしないだろう。人は、警告を効くと、それが真実であり間近に迫った生命の危機であると解釈してしまう。脅威を遠ざけるため、そして、その本質を見極めるための両方についての調査活動というものは、単なるその場しのぎになりがちであるし、それは、最低限の時間で適切な防衛手段を考案する事を助けるとも言える。

 

(7ページめ)
ただ、UFO問題を扱う場合には、上記のようなサバイバル対応以上の何かが必要だろう。

捕獲された状況のチンパンジーを観察する事で、動物は混乱し方向性を見失うものだと知る事ができる。彼らに正しい猿としての行動を教える、大人のチンパンジーがいない場合は、自分がどう行動したらよいのかさえ知らないのである。

(中略)

仮に、近代文明が似たような捕獲状態に置かれた場合、人は、適応能力や健康、現実を認識し生き残る能力などを、やはり失ってしまうのか?
おそらく、このUFO問題が投げかける疑問は、人類という種を完成させるために必要な社会を作りあげる、その学習機会を人間に与えるのかも知れない。そこでは、心身のすべてにおける健康が達成され、さらに重要な事として、真の環境状態を認識し適応するための能力をも、獲得され得るはずだ。