合衆国最高機密ファイルFOIA

UFO、陰謀、都市伝説、公開された超機密ファイルを読み解く!

1990年代に行われた“ロズウェル事件”の再調査(パート9:何が墜落したのか?)

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イメージ:UFO

 (出典元FOIAファイル

 

パート8からの続き)

 

ロズウェル事件とは何だったのか

 

ここまでで明らかにした通り、最初にその回収が報告されたものは、気候観測用と説明される事が多いある種の気球だったとされている。しかし、ラメイ准将とマーセル少佐が、最終的にフォートワースで公開した際の有名な写真(Atch 16)に写る残骸の主体は、通常は気球などに括り付けられているレーダー標的である。後に、さらなる詳細を述べるが、このレーダー標的は7月9日の新聞記事が、薄膜フォイル、紙、テープおよびスティック”と報告した内容と適格に一致している。加えて、これの“空飛ぶ円盤”としての形態は、多くのUFO信奉作家が繰り返し陰謀の証拠に挙げる、1947年7月8日にダラスのFBI本部から送られたという電信文にあったものとも一致している。
この文章の一部には、「この円盤は六角形をしておりケーブルによりバルーンに取り付けられている、バルーン自体は20フィート程の直系である、、、発見された物体は、レーダー反射板付き高度気象観測バルーンに酷似している、、、この円盤とバルーンは現在移送中である、、、」などと記述されている。

 

この文書と類似したものとしては、一般書籍の内容調査中に浮かび上がった“ザ・ロズウェル・イベント”という題名の一冊がある。フレッド・ホワイティング編纂で、Fund for UFO Resaarch(FUFOR)出資したものだ。
我々の本来の目的が、一般作家が第3者から何かを聞いたと主張したり、その事柄を解釈した内容についてコメントする事ではないにせよ、この一冊は、ロズウェル事件について何かを知っているとされる複数の人々から得た、見たところ本物と思える宣誓書からの実際のコピーを添付しているという点において、他の本とは異なっている。
FUFORに、これらの宣誓供述を手渡した多くの人々が、この出来事には地球外のものがかかわっていると考えた事を伝えているのだが、彼らの多くが、見つかった素材は墜落した気球からのものだろうと思わせる供述をしていることもたしかである。たとえば、以下のようなものだ。

 

ジェシー・A・マーセルニューメキシコ(他界したジェシー・マーセル少佐の息子;事件当時11歳)宣誓期日1991年5月6日。
「…残骸には3種類があった、金属と思える灰色で厚手のフォイル、ベークライトにも似た茶色がかった黒色のプラスチックに似た砕けやすい素材、そして、Iビームと思えるようなものの破片だ。Iビームの内側には何かが書かれていた。その色はパープルからバイオレットがかっており表面は膨らんでいたようだ。書かれたものの形状は、曲線、地形などで構成されていた。だが、ロシア語、日本語、あるいはほかのどの外国語とも似ていない。象形文字を思わせたが動物と思えるものは描かれていない…」

 

ロレッタ・プロクター(牧場主W・W・ブラゼルの元隣人)宣誓期日1991年5月5日。
「…ブラゼルが私の農場を訪れて、私と主人に何かの物体を見せ、彼が経営している農場にある巨大な残骸の山から取ってきたと話した。彼が持ってきたその物体は茶色をした一片でプラスチックにも似ていた…'マック'は農場に残されている別の素材は、アルミフォイルに似ていると話した。それはとても柔軟であり潰す事もどうする事もできない。また、彼の話ではもう一つテープのようなものもあり、何かが印刷されていたそうだ。印刷の色はパープルに近い色だった…」

 

ベッシー・ブラゼル・シュライバー(W・W・ブラゼルの娘、事件当時の年齢14歳)宣誓期日1993年9月22日。
「…その残骸は、見たところ破裂した大きな気球のように思えた。破片はみな小さく記憶している限りでは、最大のものでバスケットボールの直径ほどだった。多くは、2つの側面を持つ素材で、片面がフォイルのようで反対面がゴム製だった。両面とも色は灰色がかった銀色をしていたが、フォイルの側はゴムより銀色が強かった。また、凧の骨組みのようなスティックがあり、その一部は白みがかったテープに接着されていた。テープの幅は2~3インチ程で表面に花柄のようなデザインがほどこされていた。その花柄は薄れた数種類のパステルカラーをしており、それぞれの花がつながっていなかったから、私は日本の絵画を思い出した。他の素材や記号などを見た記憶はないし、何かが地面に激突したと思わせるようなくぼみをみた記憶もない。ゴム付きフォイルの素材は、通常のアルミフォイルを破くように、切り裂く事はできなかった…」

 

パート10へ続く)