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UFO、陰謀、都市伝説、公開された超機密ファイルを読み解く!

パイロットが報告、ツポレフ旅客機を巨大UFOが追尾

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イメージ:旅客機パイロット

出典元FOIAファイル

 

旅客機クルーがUFOの目撃を報告
ロシア モスクワ TRUD 85年1月30日 p3

[TRUD特派員V.ヴォストラキンからの報告:“時刻は4:10丁度”
VSNTO(科学技術学会連合委員会)付属Aya(空体力学現象)副委員長、および、USSR科学アカデミー通信会員である、N.A.ゼルツキンのコメントが追加されている]

[Text]トビリシ発ロストフ経由タリン行き8352便の、TU-134型旅客機は、USSR民間航空局エストニア管理局からのクルーを乗せ飛行中だった。機長には、イゴール・アレクセイヴィッチ・チェルカシンが搭乗。ブグルシアン飛行学校卒業で、7,000時間の実績をもち、一等飛行士の任務である。副機長には、サーソヴォ飛行学校卒業、レーニン民間飛行アカデミーの勲位も持ち、4,500時間の飛行経験を経た、ゲナディ・イワノヴィッチ・ラズリン、彼は2等飛行士である。ナビゲーターは、イエゴール・ミハイロヴィッチ・オグネヴで、彼もレーニン民間飛行アカデミーの勲位を得ており、飛行時間は3,500時間をこなしており、ナビゲーター2等飛行士の役目だ。加えて、1等飛行機関士には、12,500時間の飛行経験があるゲナディ・ミハイロヴィッチ・コズロフが搭乗していた。一等飛行機関士の任務である。

ミンスクから120Kmの位置にあった午前4:10、飛行機は飛行しているというより、宇宙の中に静止しているように感じられた。イアフォンからは全く音が無い。幸運にと言うべきか、機体はクリアな空の中で一機のみ、星々が明けた小さな光の穴だけが目立つ、まっ黒なガラスの中にいるようであった。

自分の側の空を目視していた副操縦士が、右上方に点滅する大きい星を見つける。しかし、それは星ではなかった。5コペイカ硬貨程の黄色い光体の輪郭は、何かで飾られているようだ。彼は、自分に言い聞かせた「問題ない…」「多分、ライトが空気の反射か何かでこう見えるだけだ…」。その時、非常に細いビーム状の光線がこの物体から発射され、垂直に地上へむけて照射された。パイロットは、飛行機関士を促がす、「ミハイロヴィッチ、見てみろ…」」

機関士は、窓の外へちらっと目をやると、「機長、管制塔へこの事を報告するべきです」と言った。

と同時に、ビームが突如その幅を広げ、輝く円錐状に変形する。これで、操縦室の面々は、自分らの右側にあるものが普通ではない事に気づき始める。すこし暗いが第2の円錐も出現、さらに、明るく太い第3の円錐も現れた。

その肩をすくめながら「ちょっと待て」と機長が言う。「何て報告する?、もう少し事態の推移を見た方が良いだろう。それに、大体こんな事があり得るのか?」

通常は、目視で距離を測る事はかなり困難であるが、パイロットには可能だ。また、それを別にしても、この時機内の4人全員は同じ見解を持っていた ― 自分達から40もしくは50キロほどの上空を、未確認物体が浮遊している。副操縦士は、あわてて、この異様な現象のスケッチを描き始める。これ自体が信じ難い現象であるが、円錐状の光のビームで照らされた地上には、家々や道路など、全てがはっきり見て取れるではないか。こんな強力な“プロジェクター”などあり得るのか?

その時、プロジェクタービームが地上から放たれ、飛行機に焦点を当てた。

同心円状に鮮やかに囲われた、眩しい程の白色の光点が彼らの視界に入る。機長はまだ、彼らが体験しているこの事を報告するべきか悩んでいたが、今にいたっては、疑いの余地のない現象が目前で起きている。白色の光点が強く瞬いたかと思うと、周囲にグリーンの残光を生じた。

「エンジンに吸い込まれて飛び去った。」、副機長は、この現象を飛行士の日常的経験に照らして表現する。

しかし、機長の視点から見たこの物体は、とてつもない速度で彼らに近づいているように思えた。機体の進行方向に鋭い角度で切り込むようである。まるで、あわてて機体の進行を止めようとするかのようだ。

チェルカシンは、大声でナビゲーターに命じた:「地上に報告するんだ!」

しかし、オグネヴが最初の言葉を発すると、奇妙な偶然が起きる。飛行物体が停止したのだ。機長には、それが接近を止めたように感じられた。それ以上、近寄る事はなさそうだと副機長も考えた。

ミンスク管制官は、彼らクルーの報告を受け十分考慮した上で、残念ながら彼には、管制レーダースクリーン上にも空を目視した上でも、何も認められたかったと丁重な返信を送ってきた。

「連中は、我々の頭がおかしくなったと思っているんですよ」、とラズリンは抗議の声をあげた。

その時、緑色の塊が、飛行機の高度を離れ突如降下したかと思うと、また垂直にもとの軌道を上昇してみせた。それは、右に左に飛び交い、また下降と上昇を繰り返す。そして最終的に、機体の正反対に静止したのだ。その後、10,000メートルの高度を時速800キロで飛ぶ機体にぴったり追従しながら、飛行を続けた。

エスコートしてくれている」とチェルカシンは言った、「なんと光栄な事・・・」

光の塊の内部に、まるで新年を祝うツリーにも似た光が、キラキラ点滅を開始したかと思うと、それは、水平にジグザグ飛行を始める。これらは全て、ナビゲーターにより冷静に管制塔へ方向されている。

その時、管制官の興奮した声が入ってきた、「今、北方の地平線上に光点を確認した、そちらは今、その光をどこで目撃している?」

ナビゲーターの返答を聞た管制官は、「奇遇だ」と漏らした。

光の塊は変形を続ける。そこから一本の尾が伸び始め、地上付近で細く上空で太くなる、竜巻のような形状を成した。さらに、塊はコンマ型に変形、光の尾は地平線方向へ向きを変えたかと思うと、塊自体は楕円形から四角形へ変形した。

「見てください」と副機長、「あいつ、我々を模倣していますよ」

彼らは今、飛行機のように尖った形で、翼のない飛行機のようなものにスコートされ飛んでいる。それは、黄色と緑の光で輝きながら、本物の飛行機にある機体の中心軸を持っているようにも感じられた。

1人のフライトアテンダントは、コクピットに入ってきて、「上客達が、横を飛行しているものが何か知りたがっています。」と言った。

チェルカシンは、「何か雲のようなものだと言っておけ。黄色いのは地上から届く街の灯りで、緑色は…オーロラか何かだと。」と返事をした。

この時点で、ミンスク管制塔の管轄にもう一基の旅客機が侵入した。レニングラード発のTu-134が一機、タリンへ戻ろうとしている彼らクルーとは、反対の方角に向かい飛んでいる。両者の距離はおよそ、100キロメートル程である。ここにある、光の塊でできた大きな飛行物体なら、目視出来ないはずなない距離だ。しかし、チェルカシンからの問いかけに対し、もう一基のTu型機の基調は、何も見えないと返答してきた。この頃、ミンスク管制官も、大きな光の飛行体を確認しており、レニングラードからのクルー達に、その超常的な現象が確認できるはずの座標と方角を連絡した。それでも、まるで彼らが目隠しされているかのような状態がしばらく続く。そして、ほんの15キロメートルに近づこうかという頃、彼らからも、光の飛行体についての報告を受けた。

少し後になって、自分達にとってここで目撃したものの説明を確認しようとした際、この光は全体に広がるのではなく2つの方向にだけ発していたと、チェルカシンとスタッフ達の意見は一致した。

彼らの飛行機が、光の飛行体を伴なって、リガからビリニュス上空を通過する事、それらの都市にある管制塔もまた、奇妙な並走飛行を一定時間の間確認しつづけた。チャズからプスコフ湖を通過する間、チェルカシン達は、この雲のような飛行物体のサイズを推定するチャンスを得る。

これら2つの湖は楕円形をしており、わずかな土地により分離されている。それらの左側、100キロメートルを彼らのTu-134は飛行中だ。光の雲は彼らの右、タルト市に近い側に存在する。飛行クルー達が、その機体の中心軸だろうと感じたポイントから、再びビームが発射され地面の上をすべるように照らした。飛行体は、わざわざその位置を示してくれたのだ。今、そのサイズが、プスコフ湖を同じくらいである事が分かる。

この並走飛行は、タリン到着まで継続された。

着陸後、彼らクルーにタリンの管制官は、この事件の奇妙な詳細について告げた。彼らのTu-134は、管制レーダー上に映った唯一の機体ではなかったのだ。レーダー反射を示すもう2つの機影が、スクリーン上に表示されていたのである。しかし、上空に航空機がいるわけはない。ただ、これらの機影は継続的に確実に追跡されたと言う。しかし、彼らのTu型機を追った光の飛行体が姿を消すと、その後、再び確認される事はなかった。

「着陸用レーダースクリーンで、点滅が現れるのであれば理解できますが、」と管制官は言う、「管制レーダーでそれは見られなかった、こんな事はあり得ない」

我々は、N.A.ゼルツキン氏に意見を伺った。

「我々委員会も、ソビエト連邦領内で発生するUFO目撃例についての、システマティックな調査を行っています。しかし残念な事に、内容が一方的な見方によっていたり、断片的であったりして、かなり多くの報告が我々によって破棄されているのも事実です。」

「この、タリンからの飛行クルー達が目撃したものは、我々の員会のエストニア支部が調査を行いました。同様のケースも既にいくつか報告されてはいるものの、今回のものもかなり興味深いと言えるでしょう。この物体が、移動方向を一瞬の内に反転したり、超高空からの光のビームを地上に到達させたりという事は、明らかに通常ではない現象と言えます。」

「しかしながら、この現象の本質を確認しようとするとき、我々委員会は、まず位置関係を重要視します。つまり、何物かが地域が限られた国内にあったとすれば、異常現象と考える事も可能です。しかし、それを知った飛行士たちが驚愕したという、そのサイズに鑑みると、それは非常に巨大である事になります。実際にはかなり距離があったと考えるのが自然でしょう。それは、数千キロメートル離れていたかも知れません。科学的には認識されていない、気象現象や地球物理学的現象の何かとも言えますし、至近距離まで接近されたと主張する飛行クルー達は、光学的な錯覚か何かを起こしたのだとも考えられます。」

「しかし、最終的な解析結果を見ると、この仮説も通用しそうにないのも事実です。そうなると、飛行士達が測った飛行体との距離は、正しかったという事にもなります。」

「そういった理由から、そこに描ける結論は1つだけです。タリンからの飛行士達は、いわゆるUFOに遭遇しました。今回、未確認飛行物体が変形をしたという、一貫性のある詳細な報告を我々が手にしたという事は、特別に重要な点です。そして、G.ラズリンが描き残したスケッチも、有効な情報源になります。」

「TRUD読者の皆さんには、同様の目撃例についての報告をいだけるよう、かさねて要請いたします。」